金杉大使の重慶市訪問（2024年12月3日）

   12月3日、重慶市を訪問した金杉憲治大使は、胡衡華・重慶市長との会談を行いました。また、日系企業を視察したほか、日本と関係の深い人たちと意見交換を行いました。
 
1. 金杉大使は、胡衡華・重慶市長と意見交換を行いました。日本人が巻き込まれた事案も含めて凶悪事件が頻発していることや反スパイ法の不透明な運用に懸念を表明し、在留邦人の安心・安全の確保及び日系企業のビジネス環境整備の改善を改めて求めるとともに、大阪・関西万博についても、積極的な協力を働きかけました。胡市長からは、中国人か外国人かを問わず、安全確保に責任を持って対応する、日系企業の貢献を高く評価する、大阪・関西万博に積極的に参加したい旨発言がありました。また、大使から、重慶市と友好交流関係にある広島市の松井市長及び水戸市の高橋市長からの親書を手交し、胡市長から謝意が示されました。最後に胡市長から多くの日本人の訪問を期待する旨発言がありました。
 
2. また、重慶建設・雅馬哈(ヤマハ)摩托車有限公司を訪問して工場を視察し、重慶における事業展開について説明を受けました。
 
3. さらに、日本研修・留学経験のある中国の若者たちから、当時の経験や帰国後の日本との関わりについての話を聞くとともに、日中間の人的交流等について意見交換を行いました。　
 
4. その後、四川外国語大学を訪問し、鄒渝書記との間で、教育、文化、青少年等の分野における日中交流の重要性について一致しました。また、同大学日本語学科の学生と和やかな雰囲気の中で交流しました。