独立行政法人科学技術振興機構(JST)

令和2年3月14日
1.団体の概要
JSTは国民の幸福で豊かな生活の実現に向けて新しい価値の創造に貢献し、国の未来を拓く科学技術の振興をミッションとする独立行政法人で、「科学技術イノベーション創出の推進」等の事業を行っている。また、国際的な科学技術協力を推進し、中国とは主に「環境」分野での協力を実施している。
 
2.環境分野の活動の実績

(1)戦略的国際科学技術協力推進事業(SICP)を通じた協力(JST-NSFC / MOST)

2004年度から中国国家自然科学基金(NSFC)と共同で「環境保全および環境低負荷型社会の構築のための科学技術」の分野について日中研究交流を支援、また2007年度には同じ分野及び「気候変動」分野において新たに中国科学技術部(MOST)との共同支援も開始した。
<「環境」及び「気候変動」分野における支援課題数(終了課題数、2013年3月現在)>
・NSFC 17課題 (30課題) ・MOST 15 課題 (9 課題)
※2013年3月にはJSTとMOSTが支援してきた「気候変動」分野の研究成果報告会を東京で開催した。

(2)日中若手異分野研究交流会(JST-CAST)

平成21年度から年に1回、JST北京事務所と中国科学技術協会(CAST)との共催で「日中若手異分野研究交流会」を開催し、日中の若手研究者の交流促進を行っている。
2011年11月に「新しい環境・エネルギー社会システム」をテーマとして海南省海口市にて開催。中国側から8名、日本側から7名の、エネルギー、都市工学、IT、経済等の分野の若手研究者が参加。
 
3.今後の活動予定

(1)国際科学技術共同研究推進事業(SICORP)を通じた協力(JST-MOST)
2012年5月~6月にMOSTと「エネルギー利用の高効率化」分野における共同公募を実施し、4課題を採択済み。平成25年度より支援開始予定。

(2)日中若手異分野研究交流会(JST-CAST)
平成24年(2012年)11月に「グリーン都市計画への科学技術の貢献」をテーマに、天津市にて予定されていたが、日中情勢の影響により延期中。2013年度の早い時点で開催を実現するべく中国側と調整中。

(3)環境分野における科学技術・社会科学面での交流と協力を深めるための共同WSの開催を予定。2013年3月に中国科学院(CAS)と合意し、実施に向けて調整中。

(4)NSFCと、これまでの環境・気候変動分野での研究交流の成果報告会の開催について調整中。

 
4.連絡先
日本科学技術振興機構北京代表処
Tel:+86-10-6590-8272 or 8273、Fax:+86-10-6590-8270、E-mail: jstbj@jst.org.cn
 
5.リンク